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↑ F-15が一通り離陸して行った後、多くのマニアが着陸ポイントへ移動する中、私と数人の者はピン抜きポイントでF-15達のお帰りを待つことにした。この日の午前中は気温が比較的低い状態だった為、陽炎の影響を受けにくいと考えたからである。昨年10月は、此処での撮影が陽炎の影響でできなかった為、再度のチャレンジとなった。
↑ 日が落ちて暗い中、R/W-05Lで降りた機体が、フライト後の最終点検を受けている所である。カメラ感度調整をしたので明るく見えるが、実際はもっと暗い中で整備員達は作業をしていたのである。本来、本格的に夜間訓練をする際は画面手前に照明を設置しての作業になるのだが、この日は夜間訓練ではなかった。
F-15C/D 122nd FS / Louisiana ANG
↑ 3月12日夕方一時的に風向きが変わり、R/W-23Lで離陸する2機のF-15C。離陸したのは午後5時45分前後で、彼らが嘉手納に戻ってくるころには日は完全に落ちている時間である。
↑ この日午後のフライトでカルフォルニア州空軍機と混成で訓練に出たのは、JZ-010/017の2機。その中でJZ-017は、機首に何やらマークを入れている。よく見ればルイジアナ州のユリのマークと”Cajun Queen"(ケイジャン・クイーン)の文字。ルイジアナ州は州名の如く、以前はフランスルイ王朝時代の統括地でルイ王朝の紋章であるユリのマークを州内の各でに紋章のごとく飾っている。。F-15の尾翼のラインにも同様のマークが入っているのだ、ケイジャンはこの地域へ入植したフランス人を指す。
(F-15C/D 2006~)
Wings
↑ 3月12日(火)は午後から飛行訓練を始めたF-15C/Dの混成部隊。ルイジアナ、カルフォルニア州空軍に加え、地元18th WGの機体も少数残っていて、フライトを消化していた。基地に戻ってきたのは、既に16:00を過ぎており、R/W-05Rは左側面を撮れるまでに日が回っていた。
ルイジアナ州空軍の面々が最初に嘉手納基地に飛来(2023/10/3)してから 大凡半年が経とうとしている。その後追加で数機が来日したが、2024年4月には半年の派遣期間を終える事になる為、飛行隊が近々アメリカ本国に戻ることを想定して再び嘉手納撮影行を計画した。丁度本年の2月3月は私の仕事の谷間にあたり、長い休みを利用して天気の良さそうな3月11日の週から嘉手納訪問を決行したのである。本ページでは3月12日~15日の4日間の様子を掻い摘んでご紹介する。
 しかし彼らが帰った後、次に来るのはどこの部隊なのだろう・・・・また18th WGのF-15C/Dの後継機は何になるのであろうか・・・関心事は尽きない。アメリカの新年度予算では、F-15EXの生産数が削減され、空軍もこれ以上の増産を望んでいないようである。F-22/A-10/F-15Eの削減も議会承認を待っており、アメリカ空軍は維持費に金のかかる機体を処分して、限りある資源を新型の6世代機とF-35等のステルス機、無人機などに投入したようである。F-15EXはあくまで州空軍の戦闘機不足を補う繋ぎ用の機体としか見ていないのかもしれない。(2024年3月 記)
↑ ご覧のように、あまり陽炎による揺らぎを受けずに撮影できたのは幸運であった。今回の遠征部隊は早朝から訓練を始める事が殆どなく、早くとも9時~10時に初回のフライトに入ると言ったゆったり型の訓練をしていた為に、このポイントでの撮影をしようと思えば、陽炎の出ない寒い日を狙うしかなかったが、日が出ていて陽炎が立たない日はそうそうあるものではない。
↑ 翌3月13日は、あさ9:30頃からF-15C/Dのフライトが始まった。JZ-031は、離陸の際、前脚が収納できずエマーで戻ってくるかと待っていたが、前脚はその後正常に稼働したようで、通常訓練時間を消化して無事戻ってきた。